第二種電気工事士資格を独学でで取得する方法 ②技能試験

 第二種電気工事士資格を働きながら、最小のコストで受験一回で取得した件。先回の筆記試験に続き、技能試験に関する体験をシェア致します。

実際の体験より、下記本記事のポイントです。

  • 動画の視聴での学習方法、複線図の練習方法。
  • 技能試験に必要な工具は電気工事士技能受験セットは不要、最低限の工具電材紹介
  • 技能試験練習に必要な最低限の電材の紹介

資格関連は教材の販売などのビジネス要素が多い事は周知のとおりです。

最小限のコストでも第二種電気工事士資格の取得は可能ですのでご参考頂ければ幸いです。

【日程確認】第二種電気工事士資格を 働きながら取得する

 まずはスケジュールの確認です。上期、下期とも筆記試験の合格(WEB確認)から技能試験の準備期間は実質2か月弱です。

筆記試験の学習期間に複線図の作成を大体でも習得しておけば、技能試験は実際に電材に触れて作業するので習得にはそれほど時間はかからない印象です。

技能試験日程(上期/下期)

試験日程上期:7月22・23日 下期:12月23・24日
試験時間40分
出題形式13問の公表問題(配線図)から1問出題。支給材料で配線を組む
備考筆記試験合格者は技能試験の受験票が送付されます

【試験概要】第二種電気工事士/技能試験

 電気技術者試験センターより技能試験の公表問題、回答は公開されております。

公表問題解説は様々なサイト、動画がアップされております。

技能試験用のテキスト購入は不要です。

  • 13の公表問題(課題:配線図)の内、試験当日一問が出題され支給材料で配線を組み上げる。
  • 要するに電気工事士なら13問題の配線図は読めて、正確に組む技能が必要という非常にシンプルな試験です。
  • 材料は支給されますが、工具は自分で準備する必要があります。

【学習・練習方法】第二種電気工事士/技能試験

技能試験の学習方法はシンプルです。

下記3つのポイントで1か月もあれば働きながらでも習得可能です。

  1. 解説動画の視聴:日本エネルギー管理センター事務局
  2. 複線図を描いて、記憶に印象付ける
  3. 最小限の電材、工具を購入し配線の切り出し、接続の練習をする

①【学習】解説動画の視聴:13の公表問題を理解する

様々な解説動画、サイトがありますが、学習の軸とをなる動画を一つに設定し繰り返し視聴する事が効果的です。

先回の筆記試験同様に、今回も活用する動画は日本エネルギー管理センター事務局様ご提供の「やさしく学ぶ電気工事士」~第2種電気工事士技能試験 複線図解説です。

講師の西山氏は先回の筆記試験編でご紹介しましたが、西山氏の論理的、実践的解説スキルの高さは、技能試験解説においてはさらに洗練されます。まさに神動画。

①13公表問題の複線図把握:解説動画の視聴

1本10分程の動画です。何回か視聴しているだけで複線図がイメージできるようになります。

複線図は3色ペンを使い実際に紙に描く練習をしましょう。その際、配線接続の方法は重点的に確認下さい。例)リングスリーブなのか、サイズ(小・中)、刻印(〇、小、中)、差し込みコネクターなのか。自身で分かるように図で描くと効果的です。

圧着の刻印違いは一発不合格となります。ご注意ください。

②13公表問題の技能・組み立て手順の把握:解説動画の視聴

技能試験において、13の公表問題を西山氏が組み立てる手順を実演・解説する動画です。また、電線被覆の剥ぎ方、ランプレセプタクルの輪の作り方等の詳細も丁寧に実演、解説されております。

実演動画なので時間は各50分程と長めですが、構成が良いので倍速でも視聴可能です。繰り返し視聴しポイントが把握出来れば必要な部分の視聴で1問題15分程で確認、把握できるようになります。

②【学習】13公表問題の複線図を描く

下記、公表問題No13での複線図を描く練習のケース実例です。

【公表問題No13】

【公表問題No13 完成作品】

【練習複線図】

見苦しい画像で恐縮ですが、各公表問題が自分で把握できればOKです。

慣れれば1問題に1分もかかりません。

3色ボールペンを使い配線分け、電線接続(リング/差し込み/リング刻印)を明確にしましょう。

・技能試験学習の最初の2~3週間は、13公表問題の①複線図解説、②組み立て実演解説動画を繰り返し視聴。

・動画視聴と同時に、複線図を描くと理解が深まります。

・出題問題から実際のケーブル採寸手順組み立て手順一連の流れをしっかり把握する。

→技能試験においてするべき事、必要な技能、工具が把握できます。

・西山氏の解説を基本に自分なりに早い組み立て方法を確立させる。

③【練習方法】第二種電気工事士/技能試験

2~3週間ほどの動画視聴で試験に必要な技能を把握出来れば、最後の3つ目のポイントです。

試験で必要となる技能を絞って練習するのみです。

使用する工具練習用の電材を準備する必要となります。

技能試験は1000名ほど入る会場で実施されるのですが、6割ほどが電気工事士試験セットの工具を持参されていた印象です。

どうしても資格取得となると商売のにおいがするのはやむを得ないのかもしれませんが、実際の電気工事でもあまり使えない工具を高価で準備するのはいかがなものかと感じました。

下記が私が実際の技能試験で使用した工具4点です。

試験問題が配られると、実は裏側から透けて見えます。公表問題13と判別できたので、机に出した工具は①VAストリッパー②圧着工具③プラスドライバー④マイナスドライバーの4点です。

  • プライヤーは持参しましたが、電線管は手締めでも対応可能。
  • ゴムブッシング切込み用電工ナイフはカッターナイフでOK *カッターの使用は自粛要請、禁止ではない。
  • ドライバー類は家にあるものでOK。プラスは2番の短いドライバーの方が使いやすい。

以下、実際に購入した工具2点に関してご紹介致します。

購入工具2点のご紹介

電工関連の工具は決して安価ではありません。購入するのであれば使える工具を購入しましょう。

①MCC VA線ストリッパ (エコ) VS-4A

パイプレンチや塩ビカッターで有名なMCCさんが製造するVA線ストリッパーです。

漆黒の精悍なボデーに2.0mm単線の輪づくりでも対応できる堅牢な仕立てです。電気工事の現場の方々は皆これを持っている印象です。

ケーブルを採寸する、切る、被覆を剥がす、電線の輪づくりといった配線作業はこれ一本でOKです。

MCC社ホームページより引用

グリップの部分に目盛りがあり、先端から15㎝、20㎝の採寸が可能。仮に1mのケーブルでも20㎝の目盛り部分を5回ケーブルにあてると採寸できます。すなわち定規やメジャーは不要です。

VVRケーブルのシース剥きも2.0(3芯)の溝を利用すれば対応できます。

②ロブテックス リングスリーブ(E)用ミニ圧着工具

差し込みコネクター接続が主流で、E型リングスリーブ圧着工具の出番は少ないかもしれませんが、工事士試験には必要です。

私はロブテックスさんの製品を購入しました。

購入した練習用の電材のご紹介

技能試験は時間が40分と短いです。試験の作業項目には慣れておく必要があります。

13の公表問題をすべて組み上げる電材を準備する必要はありませんが、ポイントとなる作業項目の材料は購入し練習しましょう。

ホームセンターへ訪問しケーブルの種類、ジョイントボックスや電線管等の電材を実際に見て、触ってチェック下さい。また、VVFケーブル等はメーター単価で切り売り販売を購入しましょう。

以下、私がそろえた電材です。ないものは適当にある体で練習しました。

基本、下記3項目に慣れておけば応用が利きます。

  1. ケーブル採寸、切断、被覆剥ぎ
  2. リングスリーブ挿入、圧着、コネクター差し込み
  3. ランプレセプタクル接続用の電線の輪づくり

VVFケーブル

下記5mの参考単価です。1.6(2芯)は5mほど購入しても良いかもしれませんが、切る、被覆をむく、電線の輪づくりがメインの練習です。

メーター計り売りされている場合は下記表参考にご購入し、必要であれば追加下さい。

VVF1.6(2芯)3m
VVF1.6(3芯)2m
VVF2.0(2芯) 2m

リングスリーブ(小・中)・差し込みコネクター(2極・3極)

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コンセント連用枠・コンセント・スイッチ類

ランプレセプタクル・引っ掛けシーリング

工具、電材を使って練習

動画視聴と複線図作成と同時に、購入した工具、電材を使って練習してみてください。

13公表問題の概要と複線図が頭の中でイメージできれば作品は確実に完成します。

どちらかと言えばケーブルの採寸、切断、被覆剥ぎ、リングスリーブ圧着、レセプタクル用輪づくりの手順をロスなく出来るように慣れる事が練習の目標です。

苦手項目を絞って練習すれば問題ありません。

  • 2.0mmケーブルの扱いにくさ
  • 中型リングスリーブの圧着時の硬さ
  • レセプタクル取付時の輪づくり、配線の取り回し

【まとめ】第二種電気工事士資格を 働きながら取得する

  • 日本エネルギー管理センター事務局の動画を繰り返し視聴する。
  • 13公表問題の①解説動画、②実演動画を繰り返し視聴する。
  • 13公表問題の複線図を実際に描いて把握、配線作成をイメージできるようにする。
  • 購入工具はVAストリッパー、圧着工具の最小限
  • 練習用電材もホームセンターで最小限購入し、必要なら追加購入

千人以上収容可能な会場でした。材料が一箱にまとめられて支給され、問題用紙を元に組み立てるので集中して作業が出来ます。

結果はWEBで先行して発表、10日ほどで通知書が届きます。合格通知と必要書類を都道府県に申請すれば免状が交付されます。

免状の申請に必要な書類、費用の備忘録を下記リストにまとめました。

各自治体により誤差はあるかもしれませんがご参考下さい。

  • 本人確認書類(コピー):住民票・運転免許所・マイナンバーカード
  • 証明書写真:3㎝×4㎝
  • 都道府県印紙:5,300円 (コンビニ支払い可能)
  • 免状送付用の横長封筒
  • 簡易書留代:440円 申請書類一式送付

働きながら、最小限のコストで第二種電気工事士資格を取得した体験談をシェア致しました。

ご参考になれば幸いです。

ご拝読ありがとうございました。

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