皆さまこんにちは、鋳物たんぞうです。
万年青の繁殖方法は、主に ①株分け ②芋切りの2パターンがメインです。
どんな植物でも、種から発芽させることは発芽環境の管理が難しく確率は低いです。
本来なら種まきの季節は3月~4月のところ、今回は昨年の秋に採取した万年青の種を同時期にまく「取り播き」という方法で発芽した経過をシェア致します。
- 11月末、万年青の種を採取
- 自然の流れを重視し「採り播き」という、採取した時期に種をまくやり方
- 11月末に種をまき、4月中旬に発芽
万年青を種から育てる/11月末 種まき
種まきの工程を画像にてシェア致します。
万年青を種から育てる/実から種を取り出し 消毒
今回、植えた万年青の種です。大葉系の野生の万年青の種です。
実から種を取り出す
万年青の実に親指の爪を入れて皮を剥ぎます。
個人的な感想ですが、山のにおいがします。
真珠のような美しい乳白色の種です。
採取したてなので、みずみずしい印象です。
種を消毒する
コンタクトレンズのケースにダコニール1000を希釈して、万年青の種を入れます。
ふたをしてシェイク、シェイク、シェイク! ひたすら振ります。
晩秋の頃、鳥に食べられて、胃酸や大腸を経由してフンとして排出されるイメージです。
万年青を種から育てる/種を植える 11/26日
そう簡単に発芽しないだろうと思い、
先輩万年青の”チョロ鉢(ばち)”の横に植えました。
用土は赤玉、ひゅうが土、川砂(花崗岩)の小粒の混合に表面が富士砂です。
人差し指、第一関節程度の穴をつくり、万年青の種を横に寝かします。
防腐も兼ねて、ワラ灰を少々種の周りに巻きます。
自然の生育環境の落ち葉をイメージ、水苔を表面に敷いて乾燥、強い日差しを防ぐ。
後は”チョロ鉢”の冬場の水やりの間隔にて発芽を待ちます。
下記、万年青の発芽に使う用土です。
小粒系用土に表面を水苔で覆います。
水苔は万年青の発芽の妨げにならないように、細かく切って用土表面にのせます。
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万年青を種から育てる/発芽 4/18
11月末の種まきから3か月半程経過、そういや種まいたっけと思い出し水苔をめくると・・・
なんともかわいい万年青の芽が発芽しておりました。
種から根を出して、芽が出る順序ですね。
まだ種が残っており蓄えてた養分をそこから吸収している状況です。
種は1センチ程の穴に埋めましたが、用土の表面に飛び出しており、根が地中に進む。
葉が出て光合成ができるようになるかな。
引き続き経過を観察します。
万年青を種から育てる/生育環境
外に置いている万年青の鉢にも同時に採り播きしましたが、発芽しませんでした。
1月に種から根は出ましたが、寒さか乾燥か生育は止まり黒くなりました。
また、若干室内温度が高い腐葉土のポトスの鉢にも植えましたがこちらも発芽せず。
以下、今回発芽の万年青の生育環境です。
- 室内環境 12月~4月
- 既存の万年青鉢に植える
- 最低気温は5度/平均14度程度 エアコン、暖房の使用はなし
- 南側の窓辺、午前の日差しのみ(カーテン越し)
- 冬場の水やりは10日間隔
ご参考いただければ幸いです。
ご拝読ありがとうございました。
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