みなさまこんにちは、鋳物たんぞうです。
先回、万年青の種を採取した同時期に種をまく”採り播き”と呼ばれる方法で、11月末に種まき~4月中旬に発芽した万年青の新芽の続報です。
ご参考いただければ幸いです。
さらに2株が芽吹く
昨年10個ほど種まきをしました。発芽させる事は難しいので一株でも発芽すればと思っておりました。
先行して発芽した一株は鉢表面の水苔から新芽が出るようしていましたが、先輩万年青の”チョロ鉢”の表面の水苔が乾燥したときに盛り上がっていたので、不自然に思い水苔をめくると残りの二株も発芽しておりました。
万年青の発芽分かったこと
- 他に種をまいた箇所は発芽せず。既存万年青と同じ生育環境では100%の発芽
- 種の先端部(尖った方)より根が出る→新芽が出る
- 発芽しても種は落ちずに養分を摂取
- 発芽~新芽の期間はは種が腐らない、乾燥しすぎない環境がポイント
以下、万年青の発芽に関して分かった事をシェア致します。
・既存万年青と近い生育環境を準備する
・種の周りの用土は小粒サイズ(朝明砂、ひゅうが土、赤玉土、富士砂混合)
・種を横向きに植える
・種を深く植える事はNG
・発芽の際の障害となるので、表面の水苔は小さくカットする(自然の落ち葉のイメージ)
ご近所の万年青を探してみては
4~5月は万年青の花が咲く時期です。お近くの万年青の鉢が開花しているようでしたら、秋口に赤い実がつきます。
11月ごろに所有者さまの許可を得て万年青の種を採取し”採り播き”にチャレンジしてみてはいかがでしょうか
万年青は日本の古典園芸品種です。意外とお近くの軒先に鉢植えされています。
日差しと水のやりすぎに注意すれば基本あまり手のかからない常緑多年草です。
ほぼ放置ですが、万年青を種から育てる”採り播き”のご紹介でした。
”万年青のある暮らし”のご参考になれば幸いです。
ご拝読ありがとうございました。