みなさまこんにちは、鋳物たんぞうです。
今回は大葉系万年青の花芽の出芽準備の様子と開花に至らなかった失敗事例の経過をシェア致します。
万年青育成のご参考になれば幸いです。
12月~2月:万年青の根本が膨らみ始める
万年青の開花においては、前年秋から冬季にかけて準備が始まります
根本が膨らみ、3月中旬ごろにはつぼみが分かるようになります
3月中旬~ 花芽がはっきりし始める
花芽が根本を突き破り今にも出芽しそうです
今年は開花するのか、期待値が上がります
4月上旬~ 花芽が出芽する
本来ならこの時期に勢いよく花芽が出芽するはずですが・・しぼんでしまいました
4月中~ 開花するはずが・・
開花どころか向かって左側の新葉へ養分をシフトし、花芽は完全に勢いをなくしました
自然界の見切りの速さは容赦ありませんね
4月末~5月 本来なら開花・受粉
完全に新葉の方に養分をシフトし新葉はぐんぐん育ちます
花芽はしおれて縮むように本体に吸収されます・・ 残念
本来なら下記画像のように出芽
やはり開花させる万年青の芋は立派ですね
安定して花芽~開花のプロセスです
6月上旬~本来なら受粉完了 花は落ちます
6月上旬、本来なら受粉が完了し花が落ちて、実をつける段階なのですが
何事もなかったごとく新緑の新葉が勢いよく出てきました
今年の開花は失敗です
万年青の花芽~開花の失敗要因
昨年の冬期間までに肥料、環境が整い、万年青が開花する準備までに至ったのですが
最後のつめが甘かったです・・以下、想定される反省点です。
■3月中まで、冬期間の水やりサイクルで完全に水の量が少なかった
→開花にはエネルギーを使います、水やりを増やす、液肥等の配慮が必要です。
■気温が上がり虫が出始めたので殺虫剤散布をしてしまった
→花芽、新葉は当然繊細なので配慮が必要です。
皆さまの万年青育成~開花のご参考になれば幸いです。
ご拝読ありがとうございました。